理事長ご挨拶

理事長
理事長大塚民夫

三国新道商店街振興組合が創設50年をむかえました。
これも一重に組合員の皆様方、組合の運営に努力された歴代理事長、役員の方々、関係者の皆様の並々ならぬご尽力と熱意の賜物であり、この場を借りて厚く御礼申し上げます。

当組合はこれまでアーケード、カラー舗装、防犯カメラなどお客様が快適にお買い物をできるように環境を整え、維持管理を行って参りました。
省エネ対策にも隙極的に取り組み、平成26年に全照明器具のLED化を完了させ、それと同時に販売促進のための各種イベントなども積極的に執り行なって参りました。

しかしこの50年の間には、大店法の廃止による大型スーパーの進出をはじめ、コンビニエンスストアーの激増、そして近年インターネット通販など、商店街を取り巻く買物環境は随分と様変わりをしております。
日本中の商店街がシャッター通り化していく中、当組合においても組合の主構成員であった物品販売店が減少し、現在55店舗が営業している中、およそ半数が物販以外の業種となっております。
サンティフルみくに商店街連合会の「大売出し」などの合同イベントにおいても、参加のできない業種やチェーン店も多くなり、盛り上がりに欠ける問題があるにもかかわらず、有効な手段が見いだせないまま細々と統けているのが現状です。 準備に携わることができる人員の不足も大きな要因になっているように思われます。
この問題に対処するために商店街連合会では、講師を交え定期的に勉強会を行っております。
商店街の支柱となるべく物販店主が中心となって、今後新たな販売促進の事業が展開されていくことでしょう。

これからの商店街は地域とともに活性化していかなければ未来はありません。
当組合では平成25年から、地元で活動中のさまざまなサークルが利用できる活動支援型のコミュニティの中心基地を目的とした、「新道商店街COMゆうゆう」を開設しております。
そこに来られた子育て世代のお母さんの希望から昨年、「みくにマルシェ」が始まりました。
人通りの少ない日曜日の休業店の前を利用して、彼女達の自由な発想でやってもらったところ、人の流れに大きな変化が見られました。
情報を上手く使いこなす若い世代の人たちの新たなアイデアが、地域に変化を生じさせるということはとても良いことだと思います。

今後益々増える高齢者、生活弱者といわれる障害をもつ人や子供たち。すべての世代の人が生き生きと暮らせる街の中心としての商店街を目指します。
この50周年祝賀会をひとつの節目として、新しい時代をいっしょに作っていきましょう。
本日はお忙しい中お越しいただき誠にありがとうございました。

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